【貝塚市の概要とドローン導入】
ドローンフィールドの整備計画が貝塚市に3機のドローンをもたらす
―貝塚市の概要をお聞かせください。
仮屋 貝塚市は山間部が市域の半分以上を占め、北は葛城山、南は大阪湾に面しています。市役所は中問部に位置しています。都会でもなく田舎でもない普通の土地。地方に比べると著しく過疎化が進んでいるわけではありませんが、やはり人口は減少傾向にあり、今 は8万6000人を切っています。各課で地域活性化に向 けた取り組みを行っており、市内外の方々をドローンフィールドに呼び込むことも、地域活性化につながると考えています。
―防災面についてはいかがでしょうか。
辻本 貝塚市を含む泉州地域は災害が少ない土地でし たが、2018年の台風21号では甚大な被害を受け、情報収集、優先順位の判断、各課との連携の重要性等再認識いたしました。これを教訓として、市全体で災害に備える必要があると思います。被災した当時はまだ市で ドローンを保有しておりませんでしたが、今後の発災時には被害状況の確認等にドローンを活用できるのではないかという期待感を抱いています。
―市のドローン導入は地域活性や防災での活用を目的としていたのですか。
辻本 機体の導入よりもドローンフィールドの整備計画が先行しています。「せんごくの杜」にドローンフィールドを整備した後に、貝塚商工会議所から3機寄贈いただきました。その3機を、災害対応や庁舎・施設の点検 確認における活用を想定して消防本部・総務課・教育委員会に1機ずつ配置して管理しています。
（取材日／2020年2月7日）
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