【大郷町の概要】
町の活性化を目指し、ドローン特区と関連企業誘致へ
― 大郷町でのドローン活用とその背景について教えて下さい。
田中 大郷町では、地域産業の担い手確保や若者の定住化、災害対策といった課題の解決や、農業・教育の分野をさらに充実させていく施策の１つとして、ドローンを活用したまちづくりを考えています。その足がかりとして、令和２年12 月に一般社団法人日本ドローン活用推進機構（以下、JDUI）と協定を結び、同日に「大郷町ドローン活用特区研究会( 以下、研究会)」が発足しました。
―JDUI での取り組みと大郷町との連携について教えてください。
石岡 JDUI では、様々な機関との連携を通じて、ドローンの実用化により社会貢献することを目的に活動しています。大郷町は、一年を通して飛行しやすい気候で、密集地帯も少なくドローンと相性の良い地域なのですが、まだ事例の少ないドローンの活用はイメージしにくいこともあり、田中町長は当初「大郷町ではドローンは積極的に使えるものではない」とおっしゃっていました。お話を重ねていく中で、ドローンの必要性を感じていただき、連携協定を締結することとなりました。
石岡 活動内容としては、毎月ドローンに関する専門家を講師としてお招きした勉強会を行っています。勉強会の内容は、ドローン全般の知識をはじめ、活用事例や関連法など多岐にわたります。
特にドローン飛行に関する規制緩和を目的とした国家戦略特区に指定されることは、実践的な実証を行うのに必要不可欠であるため、特区として指定されるまでの流れなども研究してきました。
（取材日／（取材日／ 2021 年５月19 日））
▶大郷町役場
〒981-3592
宮城県黒川郡大郷町粕川字西長崎5-8
TEL ：022-359-3111（代表）
URL： https://www.town.miyagi-osato.lg.jp/
コロナ特別号 with / after コロナ時代のドローン新活用
EDACでは、年々広がりを見せるドローン等を活用した課題解決の取り組みを推進すべく、自治体や企業等によるドローン等先端技術の利活用事例を取材し、EDAC会員の皆様へ会報誌として展開しております。 この度、11名の識者によるwith / after コロナ時代における新たなドローンの活用や展望についてまとめた会報誌特別号を発刊いたしました。通常はEDAC会員の方にのみお送りしておりますが、新たなドローン活用の普及展開のため、今回は特別に下記のサイトよりお申込みいただいた方にも有料にてお送りいたします。
コロナ特別号 with / after コロナ時代のドローン新活用 販売サイト